2016年7月27日水曜日

保育士が発達障害を持つ子どもに出来る事とは

発達障害と一口に言っても、その症状や障害の種類は実に様々です。

発達障害は身体障害とは異なり見た目には分かりにくく、成長段階の中では性格や個性もあるので見抜く事が難しいのが現状です。

そして保育園では分からなかったが、小学校に入学してから発達障害が発覚したということも多いのはなぜなのでしょうか。

保育士が知っておくべき発達障害について詳しく説明したいと思います。

保育士が見抜きたい発達障害の特徴

発達障害を指摘されるものにはアスペルガー症候群・自閉症などの広凡性発達障害、学習障害(LD)、ADHDなどが挙げられます。

広凡性発達障害には意思伝達面での障害が多く見られるのが特徴です。3歳を目安に、ごっこ遊びをしない・言葉が出ない・視線が合わない・手順や行動への強いこだわりなどがみられる子は注意が必要です。

また行動の中で落ち着きがない・衝動的な行動が多いなど注意力や集中力が散漫な子は注意欠陥多動性障害が疑われます。

ですがこれらの症状があっても生まれた月(早生まれ)や性別・家庭環境などが大きく影響するため保育園ではグレーのまま見守る傾向が多いです。

保育園でグレーと判断される症状が見られた場合は園と保護者でしっかり対応することで小学校での勉強や生活面への影響を少なくする大きなメリットとなります。

特に順番を待てない・人の話を聞けない・相手の行動を邪魔するといった行動は友人関係のトラブルとなりやすいだけでなく、他の子どもから嫌われてしまうなど悲しい結果となってしまいますからしっかりしたフォローが求められます。

しっかりフォローした上で保護者と協議をすれば、小学校への申し送りもスムーズですから、学校側の受け入れ態勢も万全になります。

卒園から入学をスムーズに移行出来ると子ども自身へのストレスや学習への妨げを減らせるメリットになります。

保育士が発達障害を保護者に伝えるのは「子どものため」であることを忘れずに

保育士として、発達障害を疑われる子どもの様子をしっかり見た上で保護者にしっかり伝えることが求められます。

年長児の場合は小学校入学を控えていますが「小1の壁」と言われるギャップに悩む保護者も多いです。

生活の一部を担う保育園と異なり、小学校は学習するための場所です。

このため教師の対応が保育園に比べ冷たいと感じる保護者は少なからずいます。

この小1の壁と同時に発達障害が発覚すると保護者に大きな負担や衝撃を与えてしまうのです。

このため、保育園で発達障害を疑う場合は病院への受診とまでいかなくても保護者に様子を伝えておくだけでも対応が変わってくることを忘れないで欲しいと思います。

全ては「子どものため」に、子どもが落ち着いて生活をするためにしっかり対応して下さい。

保護者が子供の発達障害を受け入れられない時は

自閉症やアスペルガー症候群(高機能自閉症)などコミュニケーションに大きな障害がある場合は保護者自身が気づきやすい障害です。

しかしADHDやLDなどは個性や成長段階に差が出やすい幼少期ではすぐに判断がつかない場合も多いです。

しかし発達障害の疑いを感じていても家庭との連携がうまくいかないと、さらに状況がこじれてしまう場合も少なくありません。

保護者が受け入れられない場合は、園長や主任保育士にも相談して園全体で対応を協議することも求められます。

保護者であっても、母親が受け入れられない場合は父親に同席してもらうなどの対応を求めることを忘れないで下さい。


著者

都内で保育士をしています。

最初に勤めていた保育園が本当にブラックで、一時期「保育園恐怖症」のような感じになっていました。1人でも、自分のような保育士さんがへりますように・・・たくさんある後悔のなかから、「こうすればよかった」と思えることをご紹介していきます。
明日の仕事も楽しみだな、早く子どもたちに会いたいな、そう思える保育士生活にしていきましょう!

まとめ

いかがでしたか。

親ならば、誰しも自分の子どもの障害について受け入れられないものです。

そんな親の気持ちに寄り添いつつ、子どもが混乱しないで済む方法を園でしっかり模索して対応できる体制づくりを忘れないで下さい。

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